どうも!
ともぞうです。
先日、法多山までツーリングへ行きました。
その際クラッチに違和感が・・・
途中で確認したところアウター剥けてきており、引き代が減ってきていました。
その日はなんとか帰宅出来ましたが、いずれクラッチが切れなくなってしまう可能性があります。
そこで今回はクラッチワイヤーの作り直しをしていきます。
「クラッチワイヤーって自作できるの?」と思いますよね?
クラッチワイヤーは以上の4ステップで作製することが出来ます。
必要な工具や部品は9つあります。
それでは、クラッチケーブルの作製方法を写真付きで詳しく説明していきます。
ぜひ最後まで読み進めてみてください!
詳しい原因
先ほども書きましたがもう少し詳しく原因を書きます。
アップハンドルにする際クラッチワイヤーを自作しました。
その際アウターをそのままアジャスターに取り付けました。
その結果、画像のようにアジャスターに引っかからない芯の部分が中に入り込んでしまいました。
それによって、クラッチの引き代が徐々に無くなってきた感じです。
自作の際にしっかり部品を揃えなかったのが1番の原因ですね~
用意した部品
今回も以前お世話になったpsycleshop(サイクルショップ)さんに部品の注文
アウターの径を変換するカラー(M8用)を購入しました。
これをつければ今回のような症状は起きないはずです。
クラッチワイヤー製作
現在アップハンドルからコンドルハンドルに交換したためクラッチワイヤーが長いです。
しばらくはこの仕様でいくため長さを短くしつつ変換カラーを入れようと思います。
また、今回クラッチワイヤーを製作するのは2度目になります。
そのため、最低限の説明しかしません。
「もっと詳しく知りたいよ!」って方はこちらの記事を参考にしてください!
準備するもの
①クラッチワイヤー一式
基本的にクラッチワイヤーはアウターとインナー・タイコで構成されています。
車種に合ったものを用意しましょう。
私は短くするので前回買ったものをそのまま使用しています。
②板金はんだ
一般的な電気工作用ではなくワイヤーの素材にあったはんだを用意しましょう。
今回は鉄ワイヤーなので鉄用のはんだを用意しました。
③フラックス
ハンダが付きやすくなる溶剤です。
こちらもワイヤーの種類に合ったものを用意してください。
ハンダとセット売りされてるやつがおすすめです!
④はんだごて
これがなきゃハンダは付けられません。
出力が高い方が早く溶けて使いやすいですよ。
⑤メジャー
測定はDIYの基本です。
測定がうまく出来ていないと完成した時の精度が下がってしまいます。
確実な測定をするためにも用意しましょう!
⑥ニッパー
結束バンドを切る際に必要になります。
その他にも使うことがあるので持っていても良いでしょう!
⑦ワイヤーグリス
ワイヤーの潤滑剤になります。
錆の防止にもなりますよ。
オイルとグリス2種類ありますが今回は必ずグリスを用意してください!
⑧ワイヤーカッター
ペンチなどでもワイヤーを切ることが出来ますが、専用品の方が切り口が綺麗です。
⑨ヤスリ
仕上げの際に必要になります。
はんだの量によりますが、削り量が多くなるのでしっかりとしたものを用意したいですね!
インナーとアウターの遊び測定
純正ワイヤーの長さを測定します。
インナーワイヤーを片側に引っ張りタイコを含まないインナーの遊びを測定します。
目標の長さに切断
まずはアウターケーブルから作ります。
今回は予め切る量を決めてあったので早々に切断!
本来はアウターのみを実際に取り付けて長さを決めてから切断しましょう。
切り口のバリ取りを忘れずに♪
アジャスターとケーブルエンドを取り付けて、アウター内にケーブルグリスを潤滑させてアウターは完了になります。
はんだ付け
アウターワイヤーにインナーワイヤーを通して先ほど測定した遊びと同じ長さにタイコを調整します。
タイコから折り返しの分を残して余分なワイヤーも切断します。
はんだの付きが心配な方はここで脱脂しておくと良いですよ!
ワイヤーをほどいて折り返します。
次に、ほどいた箇所にフラックスを塗布します。
フラックスは酸性の溶剤です。
手に付着すると何らかの影響が発生する可能性があります。
なので、厚手のゴム手袋の使用をオススメします。
肝心のはんだ付けはタイコの下から少しはみ出るくらい流し込みましょう。
少ないと耐久性に影響が出てしまいます。
はんだを削る
最後に余分なハンダと飛び出たワイヤーを削ります。
成形が出来たら引っ張ってみて外れないか確認しましょう。
バイクに取り付けてアジャスターで遊びの調整しクラッチが切れることを確認出来れば完成です!
まとめ
製作後試走した結果良好でした!
これで安心してツーリングへ行けます。
前回製作した時より8センチ短くしたので純正ワイヤーならワイヤー交換しなくても良さそうですね~
ワイヤー類が自作できれば例え廃盤になっても怖くありませんね!
以上ともぞうでした!
ばいびー
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