どうも!
ともぞうです!
現在ボンネビルのアップハン化を進めています。
10センチほどアップさせる予定なのですが、クラッチワイヤーの長さが足りません。
アジャスターの調整範囲を超えているため交換するしかありません。
クラッチワイヤーを交換するとして「ボンネビルに合うものはあるのか?」という問題に直面・・・
結果として、ロングケーブルセットを海外から取り寄せる(4万オーバー)・もしくはショップに作成してもらう(2万~)しかありませんでした。
また、ショップに問い合わせたところ、ワンオフになるから預かりとのこと・・・
ワイヤーだけにそこまで予算を掛けられないため、自作することにしました!
自作するとなると
- どうやって作るのか
- 必要な工具は?
- 必要な材料は?
以上の問題を解決する必要がありました。
一通り調べた結果、クラッチワイヤーの作製方法は
以上の3ステップです。
必要な工具と材料はトータル9点となります。
それでは、クラッチケーブルの製作方法を写真付きで詳しく紹介していきます。
ぜひ、最後まで読み進めてみてください!
自作に至った経緯
当初の予定では他車種のワイヤーを流用しようと考えていました。
しかし、クラッチケーブルの構成を調べるうちに流用は難易度が高いとわかりました。
クラッチケーブルの構成はハンドル側から
- インナー
-
タイコ→ワイヤー→タイコ
- アウター
-
アジャスター→アウター→アジャスター
となっています。
これだけ見れば難なく流用出来そうです。
ここからが難点で、流用を成立させるには
- アウターとインナーの遊びが同じ長さ
- タイコの形状が同じ
この2点がボンネビルと同じ物を探す必要があります。
ネット検索をしても各車種の遊びやタイコ形状が出てくるわけもなく・・・
付けられずに無駄な費用を使いたくないので自作する事にしました。
準備するもの
①クラッチワイヤー一式
基本的にクラッチワイヤーはアウターとインナー・タイコで構成されています。
車種に合ったものを用意しましょう。
今回はpsycleshopさんで売っているタイコが付いてるワイヤーを購入しました。
②ハンダ
一般的な電気工作用ではなくワイヤーの素材にあったハンダを用意しましょう。
今回は鉄ワイヤーなので鉄用のハンダを用意しました。
スズ45%・鉛55%の配合が良いみたいです。
③フラックス
ハンダが付きやすくなる溶剤です。
こちらもワイヤーの種類に合ったものを用意してください。
ハンダとセット売りされてるやつがおすすめです!
④はんだごて
これがなきゃハンダは付けられません。
電気工作用でも十分使用することが出来ます。
効率を求める方には出力が高いものが溶けるのが早くてお勧めです!
⑤メジャー
測定はDIYの基本です。
測定がうまく出来ていないと完成した時の精度が下がってしまいます。
確実な測定をするためにも用意しましょう!
⑥ニッパー
結束バンドを切る際に必要になります。
100均やホームセンターで簡単に手に入りますよ。
その他にも使うことがあるので持っていても良いでしょう!
⑦ワイヤーグリス
ワイヤーの潤滑剤になります。
錆の防止にもなりますよ。
オイルとグリス2種類ありますが今回は必ずグリスを用意してください!
⑧ワイヤーカッター
ペンチなどでもワイヤーを切ることが出来ますが、専用品の方が切り口が綺麗です。
アウターの切り口が雑になるとやすりで削る必要があり、苦労します。
完成度と効率を上げるためにも用意しておきたいですね!
⑨ヤスリ
タイコの仕上げとアウターの切り口均しの際に必要になります。
タイコの場合は平ヤスリ、アウターは細い丸状のものが良いでしょう。
タイコは、はんだの量によりますが、削り量が多くなるのでしっかりとしたものを用意したいですね!
自作方法
2022年9月に今回作成したクラッチワイヤーに支障が発生しました。
原因は私の調査不足によるパーツ不足です。
今回の材料+アジャスターの内径とアウターの径を揃えるカラーを用意する必要があります。
こちらもpsycleshopさんで購入することが出来るので自身のバイクに合ったものを必ず用意して下さい。
再製作の様子はこちらの記事で紹介しています。
クラッチワイヤーは取り外してある前提で話を進めていきますね。
長さ測定
純正ワイヤーの長さを測定します。
インナーワイヤーを片側に引っ張りタイコを含まないワイヤーの遊びを測定します。
アウターワイヤー作成
ここからは取り返しがつかなくなるので慎重に作業します。
装着させるハンドルを取り付けて仮組みします。
仮組みですが、ベストポジションを出してください。
次にアウターのみを実際に取り付けて長さを決めます。
長さが決まったら切断しましょう。
切り口のバリをヤスリで取るのを忘れずに!
アジャスターとケーブルエンドを取り付けます。
アウター内にケーブルグリスを潤滑させて完成です!
インナーワイヤー作成
片側のタイコが付いている前提で進めさせてもらいます。
インナーワイヤーにワイヤーグリスを塗布します。
アウターワイヤーにインナーワイヤーを通して純正と遊びが同じになるように切ります。
タイコにワイヤーを通して先端をばらして折り返します。
ばらした箇所にフラックスを垂らしてハンダ付けをします。
しっかりワイヤーとタイコに浸透させましょう。
余分なハンダと飛び出たワイヤーを削ります。
成形が出来たら引っ張ってみて外れないか確認しましょう。
バイクに取り付けてアジャスターで遊びの調整しクラッチが切れることを確認出来れば完成です!
まとめ
今回ははんだこてを使用しましたが、はんだカップを使用する方法があります。
費用は嵩みますが確実にワイヤーを固定できるので予算に余裕がある方はそちらをオススメします。
今回部品代だけで3500円、消耗品を入れると5000円弱で作成することができました。
しかし、下調べから部品調達、作業が難しいので自信のない方はお店にお願いしたほうが良いでしょう。
以上ともぞうでした!
ばいび〜
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